私は、英語を母国語としない人々との会合や電話応対、メール対応など、仕事を通じて経験してきました。ファイザーやロシュといった大企業で働いてきました。このような大企業だけでなく、規模のより小さな独立・起業の世界にもおいても、多くの異なる国々の人々とコミュニケーションを取りながら携わってきました。異なる国々の人々が一度に関わるテレカンファレンスの主催者になったこともあります。このような場において、唯一共通することとは何でしょうか。それは、これら全てが英語で行われるということです。書き言葉でも、話し言葉でも、英語が、インターナショナルなビジネスの場における言語となっています。たいてい、世界のあちこちをつないでいるようなビジネスにおいて、英語を使います。このような状況において、ビジネス英語を理解すること。それが、関わる全ての人々にとって、透明性を確保するために必要不可欠となります。やりとりしているときや、プレゼンテーションをしているとき、こまごまとした誤解が重なったりして、思うような結果に結び付けられなかったということは極力避けたいものです。このような誤解の重なりが、求めていた結果に至らなかった原因になったり、時間やお金を無駄にしてしまうことにつながります。ビジネス英語を正しく理解し、自信を持って臨むことが求められる場面が数多くあります。そして同時に、ビジネス英語を理解できて良かったと感じる場面が数多くあります。
立ち往生せず、先を進む力に。
ビジネス文献の多くが英語で書かれています。雑誌、教材、自己啓発本など、英語で書かれているものが多いです。日本語に訳されたものもありますが、読みたいものが日本語ではまだ出てきていないとか、出版されるまでしばらく待たないといけないということがありませんか。日本語版が発売されるのを長らく待つのでは、他の誰よりも先を進みたいビジネスにおいても自己啓発においても、せっかくの限られた時間を無駄にしてしまいます。ビジネス英語が分かるようになると、競争社会の中でも立ち止まらず先を進めるようになります。
ビジネスメール
人それぞれ、何を得意、不得意とするか違いますね。会話でやりとりする分にはいいのだけど、読み書きとなると自信がないと言う人もいます。たとえばビジネスメール。特に上司とメールでやりとりするときなどどうでしょうか。目的や言おうとしていることが何であるのか、明瞭・簡潔に内容を伝えることが必要です。仕事がこなせるということがメールに表れるだけでなく、そのコミュニケーションを通して、望んでいた結果が得られるということにもつながってきます。
プレゼンテーション
プレゼンテーションを行う側であれ、出席して聴く側であっても、どんなやりとりがなされているのか状況・内容をはっきりと把握することが重要です。行うプレゼンテーションが明確であるか。それが成功の鍵です。聴く側としては、どんなものが提案されているのか十分によりよく理解することが重要です。
直接、業者や顧客に話す
最近、趣味で使うのに道具を買おうかなと思い、他の国にある製造業者と話しをしました。その業者には、カスタマー対応係として、英語が上手に話せるスタッフがいました。そのため、困ったことなくスムーズにやりとりができました。
私は、他の国々の顧客を相手に、サプライヤーとして働いていたこともあります。ビジネス英語を理解することで、品物の選定から購入の段取りまで、全ての行程で双方ともに滞りなくできました。
つまり、ビジネス英語である程度力をつければ、雇用の機会も増えるでしょうし、昇格のチャンスにもなります。今すぐにビジネス英語を使うか、それとも次の職場で使うのかにせよ、ビジネス英語はあなたにとって最高のチャンスになるでしょう。ビジネス英語をきちんと使えるようになる。そうすることで、理解され、望んでいた結果を出せるようになるでしょう。